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夢木香オーナーのつぶやき 10/1
2020/10/01
~夢木香オーナーのつぶやきです。よろしければお付き合いください~ 10月1日

朝夕の空気がひんやりと澄んできた。
外を歩くと、心なしか足元がしっとりとする。
10月のカレンダーをめくると二十四節気の一つ「寒露」の文字が見える。


勤め人はあまり意識しないが、この頃になると「実りの秋」もたけなわで、
農家の人は収穫にご多忙であろう。
空気中の水蒸気が放射冷却などの影響で水滴となり、草花にくっつくのが結露の仕組みだ。


窓ガラスなど人工物への結露はやっかいだが、自然のものはすがすがしい。
空気も清々と澄み、さわやかな日が続く。
本格的な秋の訪れだ。


明治の文豪・幸田露伴の筆名にも「露」の字が入っている。
若き日の露伴は北海道の余市で電気技師の仕事をしていたが、
文学への情熱が高じて余市を脱出。


福島までは徒歩で、そこからは汽車で東京の実家に帰った。
氏の著書「突貫紀行」によると、すさまじい「裸道中」だったようだ。


途中で買ったゆで卵が腐っていて死にかけたり、
懐は寂しいので山野草を食べて野宿をしたり。


ただこの道中で「里遠しいざ露と寝ん草枕」という句を得た。
野宿して、露を伴侶とする意味の「露伴」の号が生まれた。


こんな話を読むたびに、明治人の胆力と実行力の強さに感嘆する。
われわれひ弱な現代人が、建物の結露などにオロオロしていては笑われよう。


帰京後の露伴は。独学で膨大な知識を身につけていった。
これからは露はより冷たい空気と接し霜に変わる。


次の二十四節気は「霜降」だ。
気温が下がることは一見、試練のようだが紅葉や黄葉を美しくする。

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